粗肴そこう)” の例文
粗肴そこうの上に、何らのおかまいも仕りませぬが、どうぞ御充分にお過ごしのほどを……」
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「今日、荊州へご帰還あるという劉皇叔りゅうこうしゅくにおわさずや。遠路の途中をおなぐさめ申さんがため、いささか粗肴そこうと粗酒を献じたく、これまでお迎えに出たものです。何とぞお納めをねがいたい」
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)