籠切こもりき)” の例文
まこと御新造ごしんぞは、人づきあいはもとよりの事、かど、背戸へ姿を見せず、座敷牢とまでもないが、奥まった処に籠切こもりきりの、長年の狂女であった。
茸の舞姫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)