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箪食壺漿
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たんしこしょう
ふりがな文庫
“
箪食壺漿
(
たんしこしょう
)” の例文
箪食壺漿
(
たんしこしょう
)
の歓びに沸きたってはおるが、かんじんな相馬の
大殿
(
おおとの
)
将門
君
(
ぎみ
)
が、なんと、ややもすれば、お淋しそうな、お顔つきではあるまいか。
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そんな江戸の時世でいながら、
銅鑼亀
(
どらかめ
)
さんの部屋にいる
日傭取
(
ひようとり
)
などは、食う話ばかりしていて
箪食壺漿
(
たんしこしょう
)
にたんのうしたことなどは夢にもない。
醤油仏
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
すでにして三軍は、成都の市街を離れて、郊外へさしかかったが、郊外へ出ればここにも田園の百姓老幼が、
箪食壺漿
(
たんしこしょう
)
して、王師の
行
(
こう
)
をねぎらった。
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
次代の国土に文化に万民をして心から
箪食壺漿
(
たんしこしょう
)
せしめるような大人物がおりましょうか、残っておりましょうや……指を折ってみるまでもないではございませぬか
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、たずさえてきた
猪
(
いのこ
)
や鶏を献物に捧げ、
箪食壺漿
(
たんしこしょう
)
して、にぎやかに帰った。
三国志:06 孔明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
箪
漢検準1級
部首:⽵
15画
食
常用漢字
小2
部首:⾷
9画
壺
漢検準1級
部首:⼠
12画
漿
漢検1級
部首:⽔
15画
“箪食”で始まる語句
箪食飄飲