筒抜つつぬけ)” の例文
旧字:筒拔
念のため、手を離さずに足元の様子を見ると、梯子はしごは全く尽きている。踏んでいる土も幅一尺で切れている。あとは筒抜つつぬけの穴だ。その代り今度は向側むこうがわに別の梯子がついている。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)