“筒拔”の読み方と例文
新字:筒抜
読み方割合
つゝぬ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その癖路地の外まで筒拔つゝぬけ、十四五の可愛らしい娘が、それを聽かされて今更逃げもならず、袖を頬に當てたり、肩をゆすぶつたり、惱ましい所作しよさを續けて居たことは言ふ迄もありません。
銭形平次捕物控:180 罠 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
四ツ谷の與吉が迎ひに行くと、階下したから怒鳴る聲が、二階まで筒拔つゝぬけます。
遠くの方から八五郎の聲が筒拔つゝぬけます。