筆鋒ひつぽう)” の例文
是を是とし、非を非として、かの憎惡の筆鋒ひつぽうを避けず。玉石を併せかばこそ、崑山の火をも嫌はめ。淘汰して玉を存ずる批評の道は必ずしも無益ならじ。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)