“筆豆”の読み方と例文
読み方割合
ふでまめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『美少年録』でも『侠客伝』でも皆謄写した気根の強い筆豆ふでまめの人であったから、『八犬伝』もまた初めは写したに相違ないが、前数作よりも一層感嘆かなかったので四
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
筆豆ふでまめでも口豆くちまめでもない人だけが知っていて、今にも空間に飛び去ろうとする多くの昔話が、この江刺郡の山村にもたくさんあることを、自分は偶然にも友人から聞いて知っているのである。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)