竜鳴りゅうめい)” の例文
何のために枕頭にステッキを飾るのか吾輩には分らなかった。まさか易水えきすいの壮士を気取って、竜鳴りゅうめいを聞こうと云う酔狂でもあるまい。きのうは山の芋、今日きょうはステッキ、明日あすは何になるだろう。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)