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竜頭蛇尾
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りゅうとうだび
ふりがな文庫
“
竜頭蛇尾
(
りゅうとうだび
)” の例文
旧字:
龍頭蛇尾
と主人は例によって例のごとく
竜頭蛇尾
(
りゅうとうだび
)
の挨拶をする。倫理の先生は丹波の笹山を連れて表門から落雲館へ引き上げる。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
いわば、
竜頭蛇尾
(
りゅうとうだび
)
、たとえば千メートルの競争だったら、最初の二百メートルはむちゃくちゃに力を出しきって、あとはへこたれてしまうといった調子。
アド・バルーン
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
妾
(
しょう
)
をして常にこの心を失わざらしめば、
不束
(
ふつつか
)
ながらも大きなる過失は、なかりしならんに、
志
(
こころざし
)
薄く行い弱くして、
竜頭蛇尾
(
りゅうとうだび
)
に終りたること、わが身ながら
腑甲斐
(
ふがい
)
なくて、
口惜
(
くちお
)
しさの限り知られず。
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
やがて「船頭は無理でしたか」と御世辞のないところを打ち明ける。東風子は別段癪に障った様子もない。やはり沈着な口調で「その船頭でせっかくの催しも
竜頭蛇尾
(
りゅうとうだび
)
に終りました。 ...
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
迷亭はここに至って迷亭一流と自称する形容詞が思うように出て来ないので俗に云う
竜頭蛇尾
(
りゅうとうだび
)
の感に多少ひるんで見えたがたちまち「活動切手などは何千万枚あったって
粉
(
こ
)
な
微塵
(
みじん
)
になってしまうさ。 ...
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
竜
常用漢字
中学
部首:⽴
10画
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
蛇
常用漢字
中学
部首:⾍
11画
尾
常用漢字
中学
部首:⼫
7画
“竜頭”で始まる語句
竜頭
竜頭峯
竜頭鷁首