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竜閑橋
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りゅうかんばし
ふりがな文庫
“
竜閑橋
(
りゅうかんばし
)” の例文
旧字:
龍閑橋
床屋の親爺が「
竜閑橋
(
りゅうかんばし
)
ってのは名代の橋だがなあ。」と口惜しそうに云うのが、読んでいてとても可笑しかったものだ。
桜林
(新字新仮名)
/
小山清
(著)
所は
神田松永町
(
かんだまつながちょう
)
でさあ。なあに猫の
額
(
ひたい
)
見たような小さな汚ねえ町でさあ。旦那なんか知らねえはずさ。あすこに
竜閑橋
(
りゅうかんばし
)
てえ橋がありましょう。え? そいつも知らねえかね。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
竜閑橋
(
りゅうかんばし
)
から
本石町
(
ほんごくちょう
)
までの間——本銀町の一角を占めた宏大な構えですが、一と粒種の万吉が死んで、今朝はあわただしいうちにも、
圧
(
お
)
し付けられるような、陰気な空気に閉されております。
銭形平次捕物控:108 ガラッ八手柄話
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
取立ての金を三十両ばかり持っているはずですから、フト魔がさして持逃げしたのではあるまいかと疑われましたが、
翌
(
あく
)
る朝
竜閑橋
(
りゅうかんばし
)
の側から定吉の死骸が上がって、その汚名だけは
雪
(
そそ
)
がれました。
銭形平次捕物控:108 ガラッ八手柄話
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
竜
常用漢字
中学
部首:⽴
10画
閑
常用漢字
中学
部首:⾨
12画
橋
常用漢字
小3
部首:⽊
16画
“竜閑”で始まる語句
竜閑
竜閑町