立花屋たちばなや)” の例文
と云って力は七人力あるから軽々と其の娘を抱いて立花屋たちばなやと云う小料理屋へ来ました。
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
誰か見ている人があれば、そのキッかけに、「音羽屋おとわや!」とか「立花屋たちばなや!」とか言ってみたいような、御当人もまた、それを言ってもらいたいような気取り方だが、あいにく誰もいない。
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
文「逢いたいが、お母様っかさんの前であんな荒々しい奴が話をしては、お驚きなさるといけないから、かど立花屋たちばなやつれって往って、酒肴さけさかなを出して待遇もてなしてくれ、己があとからお暇を戴いてくから」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
手先の林藏りんぞうと申します者が立花屋たちばなやへ参りまして
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)