突翳つきさ)” の例文
大変なおくれ方ですから、くるまをおりると、早廻りに、すぐ池の端へ出て、揚出しわきの、あの、どんどんの橋を渡って、正面に傘を突翳つきさして来たんでしょう。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)