空耳あだみみ)” の例文
「だがさっきの呼び声は決して自分の空耳あだみみではない。確かに人間の呼び声であった。その人間はどこにいるのであろう?」
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
信玄は心には掛かったけれど「空耳あだみみ」であろうと思い返し、スタスタと廻廊を引っ返した。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「さては空耳あだみみであったのかしら?」
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)