穏当おだやか)” の例文
旧字:穩當
あまつさえ自分一人が幸運に舌鼓したつづみを打って一つなべ突付つッついた糟糠そうこうの仲の同人の四苦八苦の経営を余所々々よそよそしく冷やかにた態度と決して穏当おだやかでなかったから
美妙斎美妙 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
只、一体が穏当おだやかでない性質たちの処へ、料理人にほとんど共通な、慢心ッ気が手伝って到る所で衝突しては飛出す、一つ所に落着けず、所々方々をわたり歩いたものだ。
越後獅子 (新字新仮名) / 羽志主水(著)