稲荷殿いなりでん)” の例文
憂慮きづかいをさっしゃるな。いてじいの口にくらおうではない。——これは稲荷殿いなりでんへお供物に献ずるじゃ。お目に掛けましての上は、水に放すわいやい。」
小春の狐 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)