程無ほどの)” の例文
母「実に海禪さんの仰しゃる通り御尤もでございますが、もう程無ほどのう帰りましょうと存じて居りますから、どうかもう少々お待遊ばして」
縫「うでございますか、それはまア御心配でございますね、しかしまだお若様でいらっしゃいますから、もう程無ほどのう御全快になりましょう」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
惣「御病中何かと御心配なされては相成りません、程無ほどのうお国表から福原數馬も出仕致しますから」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
西も東も御存じのないあなたゆえ、さぞお困りだろうと存じますると、わたくしは死ぬにも死に切れませんから、兎も角若旦那さまも程無ほどのうお帰りでしょうから、若旦那の仰せに任せて