秋冬あきふゆ)” の例文
もともと秋冬あきふゆのない島だが、夏の季に入るなり、一帯の岩島が日輪にあぶりつけられて火煙ひけむりをあげるほどに熱し、岩層に手足をつけるとたちまち大火傷やけどをする。
藤九郎の島 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)