トップ
>
私心
>
ししん
ふりがな文庫
“
私心
(
ししん
)” の例文
自分がほんとうに観察し、実験し、生活して来た自然界の出来事、若しくは現象を、
何等
(
なんら
)
の
私心
(
ししん
)
なく正直に厳粛に描写するのが、藝術の任務である。
小僧の夢
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
たとえ官兵衛に
快
(
こころよ
)
からぬ者どもも、日ごろの
私心
(
ししん
)
や不和などは一切打ち捨てて談合もし結束もしてくれねば困る
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
たとえば
孔子
(
こうし
)
が『
春秋
(
しゅんじゅう
)
』を書くに
私心
(
ししん
)
をはさまなかったとは、『春秋』に出る人物を批評するに好きだから
褒
(
ほ
)
める、
癪
(
しゃく
)
にさわるから悪く書くというのでなく、
好悪
(
こうお
)
は論外として
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
“私心”の意味
《名詞》
私心(ししん)
個人的な考え。
私欲をはかる心。
(出典:Wiktionary)
私
常用漢字
小6
部首:⽲
7画
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
“私心”で始まる語句
私心私謀