“神体（しんたい）” の例文

特に、あの御堂（おどう）は、昔から神体（しんたい）がわかりません。……第一何と申すか、神名（かみな）がおありなさらないのでありましてな、唯至って古い、一面の額に、稲荷明神——これは誰が見ても名書であります。

菊あわせ (新字新仮名) ／ 泉鏡花(著)

“神体”の意味

《名詞》

神道で神が宿るとされ、礼拝の対象となる物体。
(出典:Wiktionary)

“神体”の解説

神体（しんたい）とは、神道で神が宿るとされる物体で、礼拝の対象となる。
宗像大社では沖ノ島、大神神社では三輪山が神体とされ、皇大神宮では三種の神器の一つの八咫鏡とされるなど様々である。
その他、神道における「世界観の世として」の神代（かみしろ）や古神道の神奈備（かんなび）や皇室神道の神器（じんぎ）や古代からある神殿や神社神道の社（やしろ）や注連縄の飾られる場所やものなど、いわゆる御霊代（みたましろ）・依り代（よりしろ）といわれる神の宿る、降りる（鎮座する・隠れ住まう・居る）場所や物も神体という。
(出典:Wikipedia)

神	常用漢字 小３ 部首:⽰ 9画
体	常用漢字 小２ 部首:⼈ 7画