示指さしゆび)” の例文
お里は、よく物を見てから借りて来たのであろう反物を、再び彼の枕頭に拡げて縞柄を見たり、示指さしゆび拇指おやゆび布地きれじをたしかめたりした。
窃む女 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
なんぼかこれが(と拇指おやゆび示指さしゆびとでるものをこしらえて、)
電報 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)