磯女いそじょ)” の例文
式台には、いつも通り、妻の磯女いそじょと娘のお麗とが、指をついて迎えた。お麗の笑顔えがおや、貞淑な妻のそれを見るだけで、もう彼の疲労は忘れてしまうのだった。
べんがら炬燵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)