“磨硝子色”の読み方と例文
読み方割合
すりガラスいろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
磨硝子色すりガラスいろに厚みを保って陽気でも陰気でもなかった。性を脱いでしまった現実の世界だった。黎明れいめいといえば永遠な黎明、黄昏たそがれといえば永遠に黄昏の世界だった。
渾沌未分 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)