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破簾
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やれみす
ふりがな文庫
“
破簾
(
やれみす
)” の例文
岡崎の化猫が、
白髪
(
しらが
)
の
牙
(
きば
)
に血を滴らして、
破簾
(
やれみす
)
よりも顔の青い、女を宙に
啣
(
くわ
)
えた絵の、
無慙
(
むざん
)
さが
眼
(
まなこ
)
を射る。
革鞄の怪
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
眼のきれの長い
佳人
(
かじん
)
である。更衣室も無いので、仕切りの障子をしめ、二畳の板の間を
半分
(
はんぶん
)
占
(
し
)
めた古長持の上に妻の
鏡台
(
きょうだい
)
を置いた。鏡台の背には、
破簾
(
やれみす
)
を下げて
煤
(
すす
)
だらけの勝手を隔てた。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
破
常用漢字
小5
部首:⽯
10画
簾
漢検準1級
部首:⽵
19画
“破簾”で始まる語句
破簾恥