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破損
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いた
ふりがな文庫
“
破損
(
いた
)” の例文
濡縁
(
ぬれえん
)
の外は
落葉松
(
からまつ
)
の垣だ。風雪の為に、垣も大分
破損
(
いた
)
んだ。毎年聞える寂しい蛙の声が復た水車小屋の方からその障子のところへ伝わって来た。
岩石の間
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
⦅あれはなかなか立派な銀時計で、真鍮や
赤銅
(
あかがね
)
の品とはどだい物が違うわい。すこし
破損
(
いた
)
んじゃいるが、なあに、そりゃ自分で直すじゃろうて。
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
その裾の辺りへ去年の枯れ草を茂らせ、ところどころ壁土を落とした
築地
(
ついじ
)
。鋲は錆び、瓦は
破損
(
いた
)
み、久しく開けないために、扉に
干割
(
ひわ
)
れの見える大門。
血曼陀羅紙帳武士
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
と、小暗く木の茂った、一構えの社地が現われた。古びた社殿、狐格子、縁も所々
破損
(
いた
)
んでいる。
任侠二刀流
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
破
常用漢字
小5
部首:⽯
10画
損
常用漢字
小5
部首:⼿
13画
“破損”で始まる語句
破損所