石徑せきけい)” の例文
庵室の屋根はつい其處に見えてゐるのに、いざ辿り着くまでの細路がなか/\遠くて、石徑せきけいなゝめなりといふ風情があつた。もう三月ではあつたが、山懷には霜柱が殘つてゐた。
ごりがん (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)