“せきけい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
石経50.0%
石徑50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これを読んでわたくしは石経せきけい山房当時の状を想像することを得た。塩谷宕陰しほのやたういん撰の行状に、「買山幕西羽沢村、刜茅以家焉、所謂石経山房也」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
蘅園が樵山と其弟とを松崎慊堂の石経せきけい山房に託して近江に帰つたのは、天保二年である。弟璞輔はくすけは慊堂日暦の百助である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
庵室の屋根はつい其處に見えてゐるのに、いざ辿り着くまでの細路がなか/\遠くて、石徑せきけいなゝめなりといふ風情があつた。もう三月ではあつたが、山懷には霜柱が殘つてゐた。
ごりがん (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)