瞰望かんぼう)” の例文
それから玄徳は矢倉へのぼって、敵陣を瞰望かんぼうしていた。すると、麓の近くに、静かなこと林のような一群の旌旗せいきが見える。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
天守閣の最上層の勾欄こうらんへ出たところで、私たちはまず両方の大平野を瞰望かんぼうした。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)