“真逆落”の読み方と例文
読み方割合
まっさかおと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勇猛果敢なわが戦闘機は、しゃちのように食下って少しも攻撃をゆるめないのだ。上から真逆落まっさかおとしに敵機へぶつかって組みあったまま燃落ちるもの——壮烈な空の肉弾戦だ。
空襲警報 (新字新仮名) / 海野十三(著)
山腹をありまで見えやしまいかと思うくらいハッキリと岩の角々が太陽に輝いている……と思う間に、その大山脈の絶頂から真逆落まっさかおとしに七千噸の巨体が黒煙くろけむり棚引たなびかせてすべり落ちる。
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)