真赭まっか)” の例文
不断、無精な気難かしやでとおっている御主人が、真赭まっかな顔になるまで気を入れてお嬢さまのために母親の代りをしてあげようとしておられるのです。私はひそかに眼の奥を熱くしました。
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)