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眊
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くも
ふりがな文庫
“
眊
(
くも
)” の例文
婦人はとにもかくにも
遣過
(
やりすご
)
せしが、又何とか
思直
(
おもひなほ
)
しけん、
遽
(
にはか
)
に追行きて呼止めたり。
頭
(
かしら
)
を
捻向
(
ねぢむ
)
けたる酔客は
眊
(
くも
)
れる
眼
(
まなこ
)
を
屹
(
き
)
と見据ゑて、
自
(
われ
)
か
他
(
ひと
)
かと
訝
(
いぶか
)
しさに
言
(
ことば
)
も
出
(
いだ
)
さず。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
眊
部首:⽬
9画