“眉面”の読み方と例文
読み方割合
まゆつら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
眉面まゆつらつきはありし日にそのまま……尻からげなどして空嘯そらうそぶいていずと、早よ炉端へ上りな。……はあれおむがしや、うれしやな
生霊 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「これはこれ、旅のお方でござんしたか。……あまりにも弥之さんに似た眉面まゆつらつきでござるゆえ、なにやくれやと無礼ぶらいをいたしました。それにしても……」
生霊 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「なにを言うぞ。……愚痴かごと老人としよりのくせじゃ、たとえ二年が三年遅れたとて、こう戻り来して、まさめに眉面まゆつらつきを見たうえは、長年の思いも晴れたそうな」
生霊 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)