相軋アヒヒシ)” の例文
山風はシキりに、吹きおろす。枝・木の葉の相軋アヒヒシめく音が、やむ間なく聞える。だが其も暫らくで、山は元のひつそとしたけしきに還る。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)