“直直”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じきじき50.0%
なほなほ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
真弓はしばらくぢつとしてゐたが、やがて元気よく立ち上ると、その小さな恰好のいい靴のあとを、波打際の滑らかな砂の鏡にのこして、直直じきじきに波の中にはいつて行つた。
水と砂 (新字旧仮名) / 神西清(著)
「なほなほに」は、「直直なほなほに」で、素直に、尋常に、普通並にの意、「ふ葛の引かば依り来ねしたなほなほに」(巻十四・三三六四或本歌)の例でも、素直にの意である。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)