“直段書”の読み方と例文
読み方割合
ねだんがき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山村に眠る両親のつかは未だそのままにしてあったので、幸作へてて手紙を送って、墓石のことを頼んで遣った。返事が来た。石の寸法だの、直段書ねだんがきだのを細く書いて寄した。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
乾塩引は素人しろうとにわか干しに候間、何分身は砕け、うまみも無く候。されど今はの品ばかりの時節に候。もっとも、斯の品にて小なる物一本四十五銭に御座候。送り物に直段書ねだんがきなどは可笑おかしく候。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)