盲帝もうてい)” の例文
十常侍の一派にとっては、霊帝は即ち「盲帝もうてい」であった。傀儡かいらいにすぎなかった。玉座は彼らが暴政をふるい魔術をつかう恰好な壇上でありとばりであった。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)