“百行”の読み方と例文
読み方割合
ひゃっこう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
古来東洋では孝は百行ひゃっこうの本なりというが、これはあえて誤れりとはせぬけれども、なお説いてつまびらかならざるものがある。何となれば、孝とは子の親に対する道である。
現代の婦人に告ぐ (新字新仮名) / 大隈重信(著)
世間あるいは強いてこれを望む者もあるべしといえども、その迂闊うかつなるは病父母をして健康無事の子を生ましめんとするに異ならず、我輩の知らざる所なり。古人の言に孝は百行ひゃっこうもとなりという。
日本男子論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)