“百弊”の読み方と例文
読み方割合
ひゃくへい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かの印度思想にかぶれた者は、ややもすれば、途中の大切な階段を無視して、一躍最後の理想境を求めんとするが、これは百弊ひゃくへいありて一利なしである。
これが百弊ひゃくへいの生ずる源で、選挙の神聖が保たれぬゆえんである。そこで多少思慮のある人は、自分で選挙権を抛棄ほうきしてしまう。即ち棄権ということが近来非常に増加したのは、これがためである。
選挙人に与う (新字新仮名) / 大隈重信(著)
断食に対する注意なども、非常に穏当な意見である。バラモン式の難行苦行が、むし百弊ひゃくへいの基であることは、私自身の経験から言っても動かし難いところである。