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発露
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はつろ
ふりがな文庫
“
発露
(
はつろ
)” の例文
旧字:
發露
人類は、後を行く者が、前を行くものよりもすぐれているべきだと思った。
理窟
(
りくつ
)
はない、まさに親馬鹿の
発露
(
はつろ
)
である。
親は眺めて考えている
(新字新仮名)
/
金森徳次郎
(著)
恐らくそれは、ただの感謝の念からのみでなく、若い女の苦学生に対する同情の
発露
(
はつろ
)
からでもあったであろう。
何が私をこうさせたか:――獄中手記――
(新字新仮名)
/
金子ふみ子
(著)
かれの信念の自然の
発露
(
はつろ
)
であったかもしれないが、——「国体」とか、「陛下」とか、「大御心」とかいう言葉で、自分の
論旨
(
ろんし
)
を
権威
(
けんい
)
づけることに努力した。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
朝御飯を無理やり三杯おし込むのも、窓際に整列するのも、みな
青年隊
(
ユーゲント
)
の精神に即したことで、なかんずく、
浮筏
(
ラドオ
)
でほかの組の女の子を沈めにかけるのは、その最も偉大な
発露
(
はつろ
)
なのである。
キャラコさん:07 海の刷画
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
それは職業だと思うからして起る冷静さが、そういう感情の
発露
(
はつろ
)
をぎゅッとおさえたのである。しかしいま糸子の場合においては、それがどういうものか抑えきれなかったのは不思議というほかない。
蠅男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“発露”の意味
《名詞》
現れ、出ること。
(出典:Wiktionary)
発
常用漢字
小3
部首:⽨
9画
露
常用漢字
中学
部首:⾬
21画
“発露”で始まる語句
発露啼泣