病顔びやうがん)” の例文
その晩、急に気のゆるんだやうにおぼえて、みんなは布半ぬのはん旅館で馬肉を食ひ、坐り相撲を取り、将棋などを差した。百穂画伯は赤彦君の病顔びやうがんの写生図を作つた。
島木赤彦臨終記 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)