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異母兄
ふりがな文庫
“異母兄”の読み方と例文
読み方
割合
あに
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あに
(逆引き)
「知らないでどうしましょう。あなた様は、わたくしの
亡父
(
ちち
)
にはお
舅御
(
しゅうとご
)
に当られるお方でしょう。
異母兄
(
あに
)
頼朝の母御には、父にあたるお人でしょう」
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
子供の順吉も悲しくなつて泣いたが、その小さな心は、父や
異母兄
(
あに
)
たちへの怒りよりも、母への愛と憎しみとで一ぱいだつた。母にたいするふしぎな感情に苦しんだこれが最初の經驗だつた。
第一義の道
(旧字旧仮名)
/
島木健作
(著)
「
異母兄
(
あに
)
頼朝の母君は、名古屋のほとりとかいう、熱田の宮の
大宮司
(
だいぐうじ
)
、藤原
季範
(
すえのり
)
が
女
(
むすめ
)
にお
在
(
わ
)
したとか聞いておる。——さすれば
亡父
(
ちち
)
義朝とも、源家の一族とも、ご縁は浅からぬお宮ではないか」
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
異母兄(あに)の例文をもっと
(2作品)
見る
異
常用漢字
小6
部首:⽥
11画
母
常用漢字
小2
部首:⽏
5画
兄
常用漢字
小2
部首:⼉
5画
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