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町医
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まちい
ふりがな文庫
“
町医
(
まちい
)” の例文
旧字:
町醫
子にもせよ甥にもせよ、独美の血族たる京水は宗家を
嗣
(
つ
)
ぐことが出来ないで、自立して
町医
(
まちい
)
になり、
下谷
(
したや
)
徒士町
(
かちまち
)
に
門戸
(
もんこ
)
を張った。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
その頃牛込の
神楽坂
(
かぐらざか
)
に榎本という
町医
(
まちい
)
があった。毎日門前に商人が店を出したというほど流行したが、実収の多いに任して
栄耀
(
えよう
)
に暮し、何人も
妾
(
めかけ
)
を抱えて六十何人の
児供
(
こども
)
を産ました。
淡島椿岳:――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
この年に
躋寿館
(
せいじゅかん
)
で書を講じて、陪臣
町医
(
まちい
)
に来聴せしむる例が開かれた。それが十月で、翌十一月に始て
新
(
あらた
)
に講師が任用せられた。
初
(
はじめ
)
館には
都講
(
とこう
)
、教授があって、生徒に授業していたに過ぎない。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
町
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
医
常用漢字
小3
部首:⼖
7画
“町医”で始まる語句
町医者