“甲谷”の読み方と例文
読み方割合
こうや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
甲谷こうやの来るのはもうすぐだった。彼は甲谷に宮子という踊子を一人紹介されるはずになっていた。甲谷はシンガポールの材木の中から、この濁った底知れぬ虚無の街の上海シャンハイに妻をめとりに来たのである。
上海 (新字新仮名) / 横光利一(著)