甲板士官かんぱんしかん)” の例文
すると十二インチ砲塔ほうとうの前に綺麗きれいに顔をった甲板士官かんぱんしかん一人ひとり両手をうしろに組んだまま、ぶらぶら甲板を歩いていた。そのまた前には下士かし一人ひとり頬骨ほおぼねの高い顔を半ば俯向うつむけ、砲塔を後ろに直立していた。
三つの窓 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)