“田舎童”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いなかわっぱ50.0%
いなかわらべ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
といっても、半農半武士的な野性の中ではあるし、不知哉丸もとかく、ひよわい質だったので、なるべく陽なた臭くと、野馬や田舎童いなかわっぱの群れのなかで、育てられてきていたのであった。
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「不知哉丸の身は、その後も、つつがなく、田舎童いなかわらべのあいだで育っておると、右馬介の実家さとから便りもあった。親は無うても子は育つとか」
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)