“田向山”の読み方と例文
読み方割合
たむけやま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この碑も、明治二十年前までは、小倉城下の田向山たむけやまの宮本家菩提所にあったものを、同地に陸軍の砲台構築が計画された折、ここへ移し換えられたものだという。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
また田向山たむけやまの碑は、歿後九年の後の物だし、掘起した人夫の話の「大たぶさに結っていた——」ということをそのままとすれば、それは晩年の武蔵その人の結髪とは元より受けとれない。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)