“たむけやま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
手向山85.7%
田向山14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
公園で売る多くの土産品は粗末さが目立ちますが、中で手向山たむけやまの台附の絵馬などはよき郷土土産となりましょう。三笠山ほとりでは刃物を多く並べます。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
こんなことを思い出しながら手向山たむけやま八幡へ辿りつくと、何があるのか人群ひとだかりがしていた。
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
この碑も、明治二十年前までは、小倉城下の田向山たむけやまの宮本家菩提所にあったものを、同地に陸軍の砲台構築が計画された折、ここへ移し換えられたものだという。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
また田向山たむけやまの碑は、歿後九年の後の物だし、掘起した人夫の話の「大たぶさに結っていた——」ということをそのままとすれば、それは晩年の武蔵その人の結髪とは元より受けとれない。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)