産腹うぶはら)” の例文
全くもって参らすまじとて過ぎにけり。其あとにて小摩の猟師に又行逢ひ、汝高をいふもの也。我こそ山神の母なり、産をして今日三日になるまで、産腹うぶはらを温めず。山の割子を得さすべしとひたまふ。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)