生類しやうるゐ)” の例文
此滝つぼへ万物をなげこめおくに百日をすぐさずして石に化すとぞ、滝坪の近所にて諸木の枝葉又は木のその外生類しやうるゐまでも石に化たるを得るとぞ。
「いや、たとひ恩を着ぬにもせよ、みだり生類しやうるゐの命を断つなどとは、言語道断ごんごだうだんでござらう。」
(新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
雀などいふ生類しやうるゐがなつくといふのは、仏様のやうな人でなければないことですよ。
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
此滝つぼへ万物をなげこめおくに百日をすぐさずして石に化すとぞ、滝坪の近所にて諸木の枝葉又は木のその外生類しやうるゐまでも石に化たるを得るとぞ。