“生野暮”の読み方と例文
読み方割合
きやぼ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……とはいうものの、むかしのこのうちの、明治四十四年の吉原大火以前のこのうちの、生野暮きやぼな、大まかな、広さにしても三四倍の嵩をもっていた時分がわたしには可懐しい……
浅草風土記 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
そういう方面の交際を全く嫌った私の生野暮きやぼさらって、「遊蕩も少しはして見ないとホントウの人生が解らんものだ、一つ何処どっかイイ処へ案内しようじゃないか、」とい云いした。
二葉亭余談 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)