“生野銀山”の読み方と例文
読み方割合
いくのぎんざん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
西にはすでに大和やまと五条の乱があり、続いて生野銀山いくのぎんざんの乱があり、それがようやくしずまったかと思うと、今度は東の筑波山つくばさんの方に新しい時代の来るのを待ち切れないような第三の烽火のろしが揚がった。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
あの大和やまと五条の最初の旗あげに破れ、生野銀山いくのぎんざんに破れ、つづいて京都の包囲戦に破れ、さらに筑波つくばの挙兵につまずき、近くは尾州の御隠居を総督にする長州征討軍の進発に屈したとは言うものの
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)